市町村議会の一般質問を、議員と住民の手元へ ― もう一つの会議録のかたち
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市町村議会の一般質問を、議員と住民の手元へ ― もう一つの会議録のかたち

行政書士法人つなぐ 代表 横山秀人(飯舘村議会議員/元役場職員)
行政書士法人つなぐ 代表 横山秀人| 2026年5月19日
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イチオシポイント

市町村議員の一般質問は、住民の声や自治体の将来を考えて、一回一回、真剣に行われています。 でも、その一般質問は、回を重ねるごとに会議録の奥に埋もれていきます。議員ご自身も、住民の皆さんも、過去の質問を辿るのは容易ではありません。 行政書士法人つなぐは、公開されている会議録から、議員の一般質問を『テーマやキーワード等で検索できる「もう一つの会議録」』(一般質問 要点整理会議録)として整え直します。 議員ご自身にとっては、過去の質問を継続性をもって大事にし、次の質問につなげる土台に。住民の皆さんにとっては、まちの議員が議会で何を話しているかを気軽に見て、行政に関心をもつ入口に。 そんな新しい会議録のかたちを、全国の議員の皆さんにご提案します。

どんな課題にアプローチしましたか?

議員ご自身の一般質問が、議員ご自身の手元に残らない、という課題です。 市町村議会の会議録は、各議会のホームページで公開されています。しかし、議員ご自身が過去の一般質問を辿ろうとすると、いくつもの壁にぶつかります。 ひとつの定例会のすべての議員の発言が、ひとつのファイルに収められています。ご自身の質問だけを取り出すのに手間がかかります。話し順そのままで記載されているため、ひとつのテーマの議論を読み取るには、複数の箇所を行き来する必要があります。テーマ横断での検索や、過去の質問との連続性をたどるには、相応の時間がかかります。 代表自身も、飯舘村議会議員1期目のときに、過去の議論をどう辿ればよいのか、手探りで試行錯誤を重ねました。そして気づきました。一般質問は、住民の声や自治体の将来を考えて、一回一回行ったもの。それが、自分自身の手元にも、住民の皆さんの手元にも、辿りやすいかたちで残っていないことを。 もうひとつの課題は、住民の皆さんが議会の議論に触れる入口が、見えにくいことです。 「うちの議員さんは、どんな質問をしているのだろうか?」と思っても、公開された会議録を1ページずつめくって探すのは、住民にとっても容易ではありません。議会だよりに紹介される質問は、紙幅の都合で要旨にとどまります。 議員と住民が、一般質問を出発点にして、まちのことを一緒に考える――そのための入口が、もっと気軽に開かれているとよい。これが、この取組みのもうひとつの課題意識です。

どのような新たな価値を創造しましたか?

「議員と住民が、同じ会議録を、それぞれの立場で使える」というかたちを生み出しました。 要点整理会議録は、まず議員ご自身のためのものです。テーマで検索できる。過去の質問との連続性をたどれる。次の定例会の準備にあたって、過去の答弁を踏まえた質問を組み立てられる――一般質問を、継続性をもって大事にするための土台になります。 そのうえで、議員ご自身が「これは住民の皆さんにも知ってほしい」と判断されたときには、『同じホームページが、そのまま住民への公開ページになります。』整理し直す手間も、別のかたちに作り変える手間も、必要ありません。ホームページ形式でお届けしているからこそ、議員ご自身の判断ひとつで、議員の一般質問の積み重ねとして、すぐに住民にお届けできます。 公開された会議録は、住民の皆さんにとっての気軽な入口になります。テーマで検索できる。議員がどんなテーマを継続的に追っているかが見える。「うちの議員は、こんなことを質問していたのか」と知ることが、行政や議会への関心の出発点になる――そんな入口です。 ひとつの会議録が、議員にとっての「振り返りの土台」であり、住民にとっての「関心の入口」でもある。同じ記録が、それぞれの立場で、それぞれの形で役に立つ。これが、私たちが生み出した新しい価値です。

どんな工夫をしましたか?

・現職の議員が、自身の経験をもとに設計しました。  代表は飯舘村議会議員(2期目)として、このサービスと同じ仕組みを自らの議会活動に使っています。机上の設計ではなく、現職議員の日々の試行錯誤から生まれたものを、そのまま支援のかたちにしています。 ・評価と感じられる言葉を、いっさい使いません。  「前進した」「議員が引き出した」「説得力のある質問」――こうした評価表現は、要点整理会議録には書きません。発言された事実と議論の構造を、忠実に整理します。評価は、読み手である住民、そして議員ご自身に委ねます。これは、議員の手柄話にしないため、そして住民が自分の判断で評価できる文書にするための、大切な約束です。 ・ホームページ形式で納品し、定例会ごとに追加できる設計にしました。  要点整理会議録は、テーマ・カテゴリ・キーワードで検索できるホームページ形式でお届けします。最初のご契約では、議員ご自身が一般質問をされた過去4回分をまとめて整え、議員活動の輪郭が見える土台をつくります。その後は、新しい定例会が終わるごとに、議員ご自身のご判断で1回分ずつ追加していただけます。 ・公開・非公開は、議員ご自身の判断に委ねます。  要点整理会議録を住民に公開するかどうか、いつから公開するか、どの定例会分から公開するかは、すべて議員ご自身がお決めになることです。私たちは公開を推奨することも、しないことを推奨することもしません。議員という公職の主体性を尊重します。 ・試してみたい、続けてみたいと思える価格を検討しました。  要点整理会議録は、過去4回分まとめ49,500円(税込)、追加1回分11,000円(税込)でご提供しています。市町村議員のお一人おひとりが、「一度試してみよう」と思える価格になるよう努力しました。 なお、初期のご利用者さま向けには、2026年7月末まで特別価格でご提供しています(過去4回分まとめ39,600円・追加1回分8,800円)。 ・3名体制で、地域の中で運営しています。  代表(飯舘村議会議員)と、福島県内の在宅スタッフ2名(子育て中の主婦・大学生)の3名でスタートしました。子育てや学業との両立を大切にしながら、勤務時間に融通のきく働き方ができる場を、私たち自身が試みています。

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