一般質問の健康診断 ― その問いに、処方箋を。
一般質問は、住民の声を行政に届ける、数少ない公式の場です。その問いを、ひとつずつ診て、次に活かす――一般質問の「健康診断」です。 現職の村議会議員と大学生が、AIを使って、議員の通告書と答弁を一問ずつ照らし合わせ、「問いと答えが、かみ合っていたか」を診断します。 結果は ◎○△✕ で。そこから、次の質問に効く“処方箋”(改善の型と言葉例)を、議員ごとにお渡しします。 「追及」ではなく「協創」。 役場も議員も責めません。原因は、いつも「問いの形」に置きます。私たちは、考える材料をお渡しします。 大学生がこの現場に加わることで、地方議会という民主主義の現場に、次の担い手が育ちます。 一般質問が整い、住民の声が行政に届く。その先に、住民が安心して暮らせる地域がある――そう信じて、この取り組みを行っています。
どんな課題にアプローチしましたか?
一般質問は、住民の声を行政に届ける、数少ない公式の場です。でも、問いの形がぼやけると、答弁はかみ合わず、職員にも、住民にも、そして同僚議員にも届きません。 現職村議である代表自身、思いどおりの答弁が得られず、どうすればいいのだろうと、手探りを重ねてきました。そんな中、議会活動にAIを使ってみて、気づいたのです。通告書の書き方ひとつで、返ってくる答弁が変わる、と。 実際に、自分の質問を一問ずつAIで診断してみると、問いと答えが、どこでかみ合い、どこでずれていたかが、はっきり見えました。次への進め方も、見つかった。 だから、同じように悩む町村議員のみなさまにも、この診断を届けたい――そう考えました。 そして、この取り組みを、一度きりで終わらせず、続いていくものにするために。 私ひとりではなく、大学生と一緒に育てていきたい――そう思いました。
どのような新たな価値を創造しましたか?
「一般質問を、診断する」という新しい入口。 過去の問いと最初の答弁を一問ずつ照らし、かみ合いを ◎○△✕ で見える化し、次に効く処方箋(改善の型)を示します。 AIが土台をつくり、人が想いを添える。現職村議が、依頼議員から想いや迷いを聞き取り、それを診断に一さじ加えます。だから、同じAI診断をしても、その議員のための、たった一つの診断になります。 そして、効果は一つの流れでつながっています。一般質問が良くなる → 議員の想いが行政に届く → 事業が見直され、生まれ、ときに終わる → 住民が、安心して暮らせる地域に近づく。
どんな工夫をしましたか?
現職の議員が、自分の経験をもとに設計。 代表は飯舘村議会議員(2期目)。まず自分自身の一般質問18問を診断し、自己採点を公開しました。手本を、まず自分でつくる――という姿勢です。 「代わりに書かない、ご一緒に整える」。 完成した質問を代筆しません。考える材料(視点・言葉例)をお渡しし、最終的な問いは、必ず議員ご自身の言葉になるように設計しています。 大学生とともに。 大学生がAIでの一次診断や結果ページづくりを担い、地方議会の現場で学びながら、民主主義の担い手として育ちます。 責めない設計。 役場も議員も責めることなく、原因は「問いの形」に置きます。